検査はほかの病気との識別と正確な診断のため

精神科や心療内科では、診察だけでなくさまざまな検査が行われます。必ずしもすべての人が行うわけではなく、個々の状態により病院の方針や判断でおこなわれるものです。検査はうつ病かどうかを正確に判断する、うつ病の原因を知る、うつ病以外の病気でないかを判断するためのものになりますので、検査について不安があったり、結果をどう理解すればいいかわからないときは、医師に遠慮せずに聞いてみましょう。主に、尿検査や血液検査、心電図検査や頭部CTとMRI、脳血流シンチグラフィーや心理学的検査が行われます。

問診ではなんでも話そう!

初診の時は第一にいままでの経過について、第二に今のこころとからだの状態について、話を聞かれることが中心となるでしょう。医師が直接話を聞く前に、看護師やカウンセラーが本人や家族から話を聞く場合があり、その場合はあらかじめ決まったフォーマットの問診票を使ったり、性格検査を行う場合もあります。これらの初回面接は必ず行われるものではなく、話すのもつらいほどの重い症状の場合は医師が直接対応します。医師はうつ病の症状以外にも人間関係や仕事の状況、家族関係や経済的事情まで、本人を取り巻く環境全体を把握する必要があり、経済的なことについても、大きな借金があるとかリストラされて無職であることなど、的確な診断をするためですので、医師には本当のことをはなしていきましょう。根掘り葉掘りきかれて嫌だなと感じるかもしれませんが、医師が治療方針を決定する材料となるので、素直にこたえることが大事です。

医師にいいにくいことは看護師に

うつ病の場合、ほかの病気以上にこの辛さは誰にもわかってもらえないと思ってしまいがちで、一人で苦しんでいる人も多いでしょう。周囲の人を気遣い、うつ病の自分が家族を苦しめていると自責感にさいなまれ、自分はこの世にいないほうがいいという状態になってしまうのです。うつ病の場合、どんなことでも、心に秘めないで言語化することが重要で、言語化することで周囲にも理解と助けを得やすくなります。そのため、医師に言いにくいなということがあっても、看護師に伝えてみましょう。自分と医師の間にたって両者の関係をサポートしてくれるでしょう。

人間は誰しもが落ち込んだり、憂鬱な気持ちになることがあるものです。その原因が回復しても気持ちが沈んだままの状態で立ち直れないことがうつの病の症状です。